宅建の勉強をしながら、「こんな感じで勉強していて、試験に間に合うのだろうか?」などと悩んでいませんか?
特に、初めて試験を受けるため学習している方は、ペースがよくわからないんですよね。
ここでは、試験までに進める内容や日程などを紹介します。
実際に、私もここで紹介した計画で学習を続け、試験に一発で合格しました。
計画では、学習開始から試験までを3つのステップに分け、それぞれのステップでやることを紹介してます。
ここで紹介した計画をもとに学習を進めれば、あなたも進捗に不安を持つことなく学習を進め、合格できます。
さあ、はじめましょう!
学習の進め方と日程
10月の試験に向け、春(3月~4月)から学習を始めている方が多いと思います。
学習を開始する前、または初めて早い段階で、計画を立てましょう。
概略でも計画することで、その期間にやるべきことが整理されるからです。
とはいっても、何もわからない中、計画を立てるのは難しいですよね。
実際に私が計画した内容は、以下のようなものでした。
これから、計画について説明します。
第一ステップ:基礎学習
この時期は、科目ごとの基礎学習です。
初めて学習する場合、時間がかかる時期でもあります。
このステップでは、内容を理解することで、しっかり土台を固めましょう。
それにはテキストをよく読むことと、テキストの章や項目程度に区切って、過去問を行うのが有効です。
過去問を行い、その解説をよく読むことで、テキストに書かれている意味を確認できます。
過去問を行う区切りが大きいと、初めに学習した部分を忘れているので、テキストを見返すのに時間がかかったり、忘れている自分に自信を無くしたりします。
そのため、小さい区切りごとに過去問を行い、次に進むようにしましょう。
テキストを読み、理解するだけで、全てを覚えていることは不可能です。
覚えるためには、過去問を何周も繰り返すことが必要です。
そして、そのための期間は、次のステップ以降にとってあります。
今は、ひととおり学習を進めることが、最も重要なのです。
第二ステップ:実践問題
この時期は第一ステップで理解した内容を記憶させる時期です。
もちろん理解しておくだけで対応できる問題もありますが、多くは記憶しておかなければ解けません。
そのため、繰り返し過去問を行うことで記憶を定着させます。
テクニック
これは、学習のテクニックになりますが、過去問を解いた時には、正解した場合は〇、不正解だった場合には×をつけておきましょう。
本試験までに、過去問を5周したならば、1つの問題に5つの〇×がつくことになります。
これ、細かいですが、結構役に立つテクニックなんです。
この〇×が、試験までの時間が無い最後のステップ、試験直前で、自分の弱点を補強する際に目印になるんです。
5つ〇×があると、初めのうちは×でも、後半は〇ばかりになる問題なら、確実に知識が身についているということです。
そこまで身についていれば、直前に学習しなくても、試験で問題になることはないでしょう。
後半に×が多いとか、〇×が不規則に表れていると、まだ知識が定着していないということです。
こういった部分は直前まで学習を繰り返し、記憶にとどめなければなりません。
そんなにうまく〇×が並ばないと思うかもしれませんが、不思議とそういった傾向が出るんです。
是非、試してみてください。
模擬試験
ステップ1の基礎学習を終え、ステップ2の実践問題に入った時期に、模擬試験を1度はやりましょう。
2時間、途中休憩などせず、本試験1回分を、マークシートを塗りつぶしながらするのです。
まさに本試験を模擬するんです。
自宅で行うのもよいですし、模擬試験に申し込んでも良いかもしれません。
模擬試験は次のような利点があります。
- 現在の自分の理解度を点数で知ることができる
このころでは、合格するレベルの点数を取るのは難しいでしょう。
この時期の私は、半分くらいの点数でした。
なので、焦りました。
焦って、このままでは合格できない! と学習にも気合をいれました。 - 制限時間内で全問を解く感覚を知る
私は、全問回答するのに、制限時間ちょうどまでかかりました。
このことから解ったのは、短い時間で1問を解く必要がある。ということです。
そのためには、しっかりした理解・記憶で、悩むことなく正誤判断をすることが必要だ。とわかりました。
なんとなくわかっている。というレベルでは、ダメだったんです。
自分の実力を知り、不足している部分を知る。学習へのモチベーションを高める。これが模擬試験の意味です。
過去問について
過去問を繰り返していると、問われているポイントが分かるようになってきます。
誤解しやすい表現や、例外を認めないなどの表現などで、あの知識の正確性をこの問題は見ているんだ。と分かるようになってくるんです。
そこまで来ると、要領よく問題を解くことができるようになります。
この実践問題の期間に、過去問を1周するために必要な時間が短くなっていきます。
私の場合、基礎学習では、宅建業法は1カ月かかりました。
ですが、実践問題の期間を経て、直前確認の時期には、宅建業法の過去問は2日で1周できました。
これは、正誤の判断が短くなり、問題を解く時間が短くなったためです。
初めのうちは、問題を1周するのに時間がかかり、このままでは試験に間に合わない。と必要以上に焦る必要はありません。
過去問を繰り返すことで、徐々に短時間で正確に問題をとくことができるようになります。
第三ステップ(直前準備)
試験対策としては、直前まで過去問を繰り返すのですが、直前になったら当日の準備も考えておきましょう。
気温対策
試験は10月の第3日曜日。寒くなってくる時期です。
会場は換気のため窓を開けているかもしれません。寒い中では実力も出し切れません。
日によっては着過ぎると暑くてボーっとしてしまうかもしれません。
寒くても、暑くても脱ぎ着して対応できる服装や、寒さ対策のホッカイロも準備しましょう。
飲食の対策
試験は13時からですが、開始前の12時30分からは試験説明です。
最低12時30分から15時まで、試験会場にカンヅメになります。
途中退出はできません。トイレにも行けないのです。水分の取り過ぎは禁物です。
試験会場は大学などが多いようですが、食堂はやっていないでしょう。
食事は、事前に済ませる必要があります。当日、会場までに買うのか、持参するのか。
食べ過ぎると眠くなる場合もあります。
私は、早めに軽い食事をして、直前にはチョコなど甘いものを取って頭が動くようにしました。
色々なことをシミュレーションして、準備をしておきましょう。
私は試験当日、早めの電車に乗ることができましたが、その日は事故でダイヤが乱れていました。
時間に余裕をもった移動を計画しておくことも必要です。
宅建試験は年に1回だけです。 体調不調などで十分に実力を発揮できなければ、また1年待たなければなりません。
ちょっとした事で、1年を棒に振ることがないように準備しましょう。
学習プランを立てる
試験までの計画をもとに、1週間ごとの計画を立てましょう。
1週間で進める学習の分量を決めるのです。
その分量を行う為の時間を確保し、学習をしていくのです。
具体的には、その範囲のテキスト(または問題集)の全部のページ数をスケジュールで決めた週間の数で割ります。
これで、1週間で進めるテキストのページ数を決まります。1週間でここまで進めればよい。との目標が設定できます。
もし、これ以上進められるのであれば、それは最終的に余裕になって、試験間際の追い込みにあてられます。
よく頑張った自分に学習の特別休み取るとか、ご褒美に自分の好きなものを食べるとかしても良いですね。
まとめ
ここでは、試験までに進める内容や日程などを紹介しました。
計画では、学習開始から試験までを3つのステップに分け、それぞれのステップでやることを紹介してました。
ステップ1:基礎学習では、テキスト主体で学習し、各科目、法規制などの基礎を理解する。
ステップ2:実践問題では、過去問を繰り返し解き、知識を定着させる。また模擬試験で自分の実力を知り、学習のモチベーションを高める。
ステップ3:過去問題を繰り返すとともに、当日の準備をする。
そして、着実に学習を進めるために、全体計画をもとに1週間で達成する目標を決める。
ここで紹介した計画をもとに学習を進めれば、あなたも進捗に不安を持つことなく学習を進めることができます。
きっと、やり遂げられます。あなたが試験に合格できるよう、応援しています。