宅建の勉強をしていると税金のことが多く出てきますよね。
特に数字や係数が多い税金の分野は、暗記が大変で苦手意識を持つ受験生も多いです。
今回は、固定資産税の標準税率と住宅用地の課税標準の特例・新築住宅の税額控除を、忘れにくい語呂合わせで一気に覚えられる方法を紹介します。
宅建本試験でも頻出の分野なので、この記事を最後まで読んで確実に得点源にしていきましょう!
固定資産税の標準税率(1.4%)を覚える語呂合わせ
まずは基本中の基本、固定資産税の標準税率です。
これは宅建試験で毎年のように出題される数字です。
固定資産税だけならば、問題なく覚えられますが、他の税金と誤解しないようしておきましょう。
土地・家屋の固定資産税の税率(標準税率)は、1.4%(=1.4/100)です。
この税率を覚えるのは超簡単。
その名のとおり覚えてしまいましょう!

※図をタップすると、拡大表示・左右スクロールができます。
インパクトがありすぎて逆に忘れにくいですよね。
宅建の試験では「税率を問う問題」が一問出ることもあるため、ここで1点確実に取れるようにしましょう。
住宅用地の課税標準の特例・新築住宅の税額控除の語呂合わせ
【住宅用地の課税標準特例】
次にやや複雑なのが、住宅用地に対する課税標準の特例です。
数字が複数出てくるため、混乱しやすいポイントです。
- 小規模住宅用地(200㎡以下):課税標準は登録価格の1/6
- 一般住宅用地(200㎡を超える部分):課税標準は登録価格の1/3
宅建試験では「200㎡以下は1/6、200㎡を超える部分は1/3」という出題パターンが定番です。
200㎡という数字と分数(1/6、1/3)をセットで覚えておくのが合格のカギです。
【新築住宅の税額控除】
また、新築住宅については、以下の税額控除があります。
ここも数字が細かく、忘れやすい部分です。

ここも宅建の本試験でよく狙われるポイントです。
床面積の範囲と減額割合を正しく思い出せるようにしましょう。
この語呂合わせで一発暗記!
「住宅用地の標準課税の特例」と「新築住宅の税額控除」を表にすると、以下のようになります。

これらの知識をまとめて覚える最強の語呂合わせがこちらです。
「古都の庭は風で寒いが
やがていずれは見事に小庭にも春が来る」
「コトノニワハ カゼデ サムイガ
ヤガテ イズレハ ミゴトニ コニワニモ ハルガクル」

このフレーズには、固定資産税の課税標準特例と新築住宅の税額控除がすべて盛り込まれています。
① 他の税と間違えないように入っています。
② 特例の係数が変わる面積。「庭」は住宅用地に係わる特例であることにもかかっています。
③ 課税標準のことを示します。
④ 200m2以下の場合の係数
⑤ 200m2超えの場合の係数
⑥ 新築住宅に関係することを示してます。
⑦ 税額控除される住宅の面積
⑧ 新築住宅の場合の係数
⑨ 地上3階建て以上の中高層耐火建築物の場合の係数
⑩ 税額控除の係数
⑪ 適用される住宅の面積
この語呂合わせは、1行目(①~⑤)は住宅用地の課税標準の特例について、2行目(⑥~⑪)は新築住宅の税額控除になっています。
一見、詩のようですが、イメージと数字が自然に結びつくため、試験本番で思い出しやすいのが特徴です。
長文の語呂合わせは苦手…という方でも、最初の一節を思い出せればスルスルと全体を思い出せます。
まとめ
今回は、固定資産税の標準税率(1.4%)、住宅用地の課税標準特例、新築住宅の税額控除を、語呂合わせで覚える方法を紹介しました。
課税標準の特例・税額控除の語呂合わせは少し長めですが、イメージから語呂合わせの言葉が、いくつかが思い出せるとズルズルっと他の言葉も引き出せます。
宅建試験は暗記要素が多いですが、語呂合わせを活用すれば「数字を丸暗記する苦しさ」から解放されます。
特に税金分野は得点差がつきやすいので、語呂合わせでサクッと得点源にしましょう。
緊張する試験本番でも、語呂合わせがあなたの強い味方になってくれるはずです。
それでは、皆さんの検討をお祈りします。